大学職員に求められるもの★大学職員に求められるもの★久々の記載になります(苦笑)。この項目では、これから大学職員を(真剣に)目指す方に求められることを私の視点から記載しようと思います。 まず、「大学のおかれている現状」を改めて把握する必要があろうかと思います。どういった状況であるかを復習がてらに羅列しますと ●18歳人口の減少に伴う受験生の確保の最重要性 :定員割れを起こさないための方策を職員一人ひとりが考える必要あり(○○大学の特色といったものを挙げられるか?) ●不景気な世の中での健全経営の重要性 :国からの補助金の増額は見込めないであろうこと、そして授業料の大幅な値上げは望めないこと、逆に値下げをしている大学も出現中。 ●第三者評価が求められていること :大学の点検、評価が実施され公表されること。その中身の一つとして学生による授業評価の実施がなされている。 ●国公立大学の独立行政法人化 :すでに1年が経過しようとしているが、学費の設定や産学連携など独自路線を引き始めている。また、COEなどは旧帝大が大半を占めている現状がある。その結果、私立大学との違いがなくなりつつある。 そして、そういった状況の中で「事務職員としてはどのような心がけ」がとりあえず必要か・・・私の私見を述べさせていただきますと ●学生は「お客様」であるという態度が必要 :要は大人としての扱い、ということ。丁寧な言葉遣いであるとか、態度、学生の立場にたった対応など、いわゆる営業的かつ常識的な部分の徹底。意外に役所や学校といった場所は世間離れしているところが多い!!! ●教員との連携意識。 :ただ、教員が上で職員が下では決してない。教員は教育を提供する。職員は大学運営の行政を行い、教員をサポートする。よく言われる車輪の関係=教員は前輪、職員は後輪。ま、大学によりFF車だったりFR車だったりするのでしょうが。 最後に「将来的、もしくは今職員に求められるもの」を考えると・・・(つまり、私がこうであるべきだという理想) ●国際化に伴う語学力 :大学には英米人以外にも、アジア系の留学生は多い。そういう点でも英語だけでなく中国語や韓国語、東南アジア系の言葉が出来るのが望ましい。また、留学生だけの問題にとどまらず、提携を結ぶ、もしくは海外留学は当たり前になってきた大学サービスの一つを考えても語学力はほしい。 ●情報化に伴う情報機器の操作および知識 :ワード、エクセルは当然。アクセス、パワーポイントも当然。ホームページの作成や指導が出来るのが望ましい。今の大学は殊システムに関しては外注であるところが大半であると考える。システムを自家開発、もしくは自己管理している(もちろんパソコンを開発しているということではない)大学は強いと思う。 ●大学の構成員との協調性 :学生対応はもちろん(職員になりたいという動機に「大学は好きだが今の職員の対応は悪い。だから私が入って変えたい」という人が多い)、教職員、OB、父母、地域住民なども含む。今の世の中だからこそ、これが重要。必ずしも何でも言うことを聞くということではなく、人の話すことをしっかり受け入れ、さらに自分の意見を相手に不快な気持ちにさせずに表現できるか?新入職員としての態度ができるか?また、職員となったら学内を歩いていて、学生や業者の人に会ったら挨拶などきっちりできるか?などなど。 ●企画力(下っ端で働いているときでも、いざ大学の方向性を問われたときに、大学を変えられる考えを持っているか) ●他大学の動向ならびに方向性の傾向をつかむこと(特にライバル大学となる大学の様子を分析し、その大学にあって自大学にないもの、もしくは逆のものを客観的に分析する) ●今の高校生の傾向ならびに高齢者の傾向の分析(生涯学習社会と叫ばれている中、18歳だけでなく社会人も大学の対象になる) といったところでしょうか、ざっと挙げてみました。ま、今求めらている個人の資質といったものは大学だけでなく、企業に就職する際の基本的事項です。まずは、しっかりと人と話が出来る人であること、これが重要でしょう。 -続く- ジャンル別一覧
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